2014年9月4日木曜日

洋服の黄ばみや変色の原因

お洋服に付着する汚れは、皮脂や化粧品などの油汚れと、汗・尿・アルコール・塩などの「水溶性の汚れ」の主に二種類です。

ご家庭での水洗いでは「油汚れ」を完全に取り除く事ができませんし、一般にクリーニング店が行うドライクリーニングでは「水溶性の汚れ」を完全に取り除く事ができません。


油汚れ」と「水溶性の汚れ」どちらかでもお洋服に付着したまま時間が経過すると、空気中の酸素と結合し酸化する事で黄ばみや変色となって現れます。



ドライクリーニングだけでは落ちなかった「水溶性の汚れ」(汗)が酸化し黄ばみとなって出現した(シルクブラウスの脇部分)




水洗いだけで落ちなかった「油汚れ」(皮脂)が酸化し黄ばみとなって出現した(ポロシャツの襟部分)


 写真の様な状態になってしまうと、通常の洗いだけでは除去できませんので、その分クリーニングにかかる費用も高くなってしまいます。
また、状態によっては完全に除去できない場合もあります。


ドライクリーニングだけでは落ちなかった「水溶性の汚れ」(海水)が原因での変色(ズボンの裾)
上の写真の様に変色してしまうと、色掛けなど染の分野の作業が必要となってきます。

夏場は知らず知らずのうちにかいた汗を洋服が吸っているものです。
またレジャーやお食事、お酒の席などで思わぬ汚れも付着している可能性があります。

来シーズンも気持ちよく、綺麗なお洋服をお召しになる為に、お仕舞前の最後のケアは[ドライクリーニング]+[水洗い]の[ダブルクリーニング]をご依頼下さい。