2014年4月25日金曜日

ビフォアー & アフター #12◆オートクチュール(お誂え)シルクブラウス × 食事のシミ


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今回ご紹介するのは、シルク100%のオートクチュール(お誂え)ブラウスの胸元についたお食事のシミです。

お食事のシミはドライクリーニングで落とせる油汚れと、ウエットクリーニング(水洗い)でしか落とせない水溶性の汚れが一緒になっている場合が多い為、ドライ+ウェットのダブルクリーニングをする必要があるのですが、シルク製品をウェットクリーニング(水洗い)するという事は、縮み、色落ち(色泣き)、変形、風合いの変化など様々なリスクを伴うので、一般的なクリーニング店では行える所は殆ど無いと思います。
ですから、この様な状況のシルク製品の場合、ドライクリーニングだけ行い、「このシミはとれません」というカードが付けられて、シミが残ったまま返ってくる事になるでしょう。
こんな状態のままじゃ、着れませんよね、。

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また、ウェットクリーニングができないという事は、ドライクリーニングでは除去できなり水溶性の汚れが洋服に少しづつ蓄積されていく事になりますので、白っぽい色のお洋服はだんだんと黄ばんできます。

今回のブラウスも白い柄の部分が全体的にやや黄ばんでいる様に見受けられました。


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当店では、ドライクリーニングと特殊ウェットクリーニングを行い、お食事のシミは完全に除去できました。

白い柄の部分も本来の白さを取り戻し、柄がはっきりと綺麗に蘇りました。


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シルクは軽くて柔らかく、肌触りがよい上に、吸湿性や通気性が良い高級素材です。その反面、水に弱い性質があり、汗や水などでもシミになりやすかったり、汗などが原因で変色してしまう非常にデリケートな素材です。
ご家庭で洗濯などのケアをするのには不向きな素材ですので、綺麗な状態を保ったまま着続けていくには、当店の様なプロに定期的なケアをご依頼頂くのが宜しいかと思います。
お気軽にご相談下さい。
[特殊水洗い]はクリーニング師がプロの知識と技術を備えた上で行っています。ご家庭で安易に水洗いする事は大切なお洋服を台無しにする事に繋がりかねませんので、十分にご注意下さい。